こちらのページでは、SDGsの推進やカーボンニュートラルへの取り組み、また昨今の物価高騰といった社会背景から、それぞれの店舗における省エネ対策について紹介しています。それぞれの企業や店舗が省エネに取り組んでいるのにはどのような背景があるのか、という点について見ていくことにしましょう。
企業に求められているSDGsとは、「社会への貢献」はもちろんですが、「企業が経営を持続し発展していくこと」が重要とされています。そこで企業側としてはSDGsを理解した上で自社ではどの課題を事業で活かせるかをまず考えるといった点がポイントです。その上で、目標設定を行い経営に統合して取り組みを活性化・定着させるといったことが求められます。
その中で、現在さまざまな業界でSDGsにおける省エネ対策が行われています。
例えば飲食店においては店舗で使用する照明をLEDに入れ替えたり、空調設備を省エネタイプのものに入れ替えるといった取り組みが行われていますし、コンビニにおいては飲食店と同様に照明をLEDにする、オートクリーン機能がついたショーケースを導入するといった対策が行われています。
そのほかにも、商業施設やホテル、衣料店といった業界でもそれぞれの取り組みが行われています。省エネに取り組む場合には、それぞれの業界ごとにポイントがあるため、どのような点に着目して省エネを行っていくかが重要になってくるといえます。
地球上のCO2(二酸化炭素)の総量が増減しない、という状態を表す考え方を「カーボンニュートラル」といいます。このことから、CO2の排出量と吸収量のトータルがプラスマイナスゼロにする、という点がカーボンニュートラルにおける基本的な考え方となっています。
近年では、地球温暖化を防ぐという目的からカーボンニュートラルに注目が集まっており、企業でもさまざまな取り組みが行われている状況です。例えば、CO2を吸収して大気中への排出を削減するための装置を開発したり、省エネ設備の導入によってCO2の排出量を削減する、太陽光発電など再生可能エネルギー設備の導入を行うといった取り組みを行っています。
また、中にはCO2の排出量と吸収量をプラスマイナスゼロにするという考え方から一歩進み、排出量よりも吸収量が上回る「カーボンネガティブ」を目指す、といった目標を立てている企業もあります。
カーボンニュートラルに取り組んでいるのは国内企業だけではありません。海外でもさまざまな企業がカーボンニュートラルを達成するために取り組みを行っていますので、ぜひ参考にしてみると良いでしょう。
昨今、原材料費や物流にかかるコストが高騰することによってさまざまな店舗に影響を与えています。飲食店などにおいても食用油や小麦粉などが影響を受けている品目として挙げられていますが、このような物価高騰の原因としては、円安と貿易赤字が原因として考えられています。
この物価高騰に対してそれぞれの店舗ではメニューやサービスの値上げ、人件費の削減、SNSを活用した集客などさまざまな対策に取り組んでいる状況となっています。中には値上げをせず、メニューやサービスの提供内容を検討してお客さまの満足度が下がらないように努力している店舗もあります。
このような店舗で物価高騰に対応するためには上記のような工夫を行うほか、補助金の利用を検討するといった方法が考えられますし、長期的なコストを抑えるといった観点からは、空調などの設備を見直して省エネに取り組むという方法もひとつの方法といえます。
企業は、利益の追求だけではなく、利害関係者に対し責任を負うべきであるという考え方を「CSR」と言います。CSRの考え方は2000年以降に広く議論されるようになり、CSRへの関心は高まってきました。
企業にとってCSRが必要になった背景と、業界ごとのCSR活動や省エネ活動をまとめています。