全国展開しているハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が実施している省エネ活動についてまとめました。
びっくりドンキーは独自の省エネ対策により、地球温暖化防止やエネルギー需要問題の改善に尽力しています。
びっくりドンキーを運営しているアレフでは、社内の課題とSDGsを結びつけて表現し、「持続可能な企業」と「個々の生活を体現」を目指しています。
脱炭素社会の実現のために、店舗・工場で再生可能エネルギーへの転換を進めています。
主な取り組みとしては、ヒートポンプシステムの採用や高耐久が特徴のトライタンを使用したグラスの導入などを通して、省エネ化を図っています。
ここでは省エネ対策の事例を紹介しているので、店舗の省エネ活動促進を目指す人は要チェックです。
びっくりドンキー盛岡インター店では、季節に関わらず安定した熱エネルギーを発している地中熱を利用した地中熱ヒートポンプを導入。既存の空調設備よりも、エネルギー使用量を削減できることが大切です。
夏は低く、冬は高くなるのが地中の温度。そのため、空調が快適な温度に達するまで少ない電力で済みます。つまり、節電効果が期待できるのです。
さらに!
本サイトでは、店舗の省エネ対策として、おすすめの空調制御システムを紹介しています。
店舗の省エネでお悩みの際は、ぜひ、ご参考にしてください。
空調制御システム導入で
賢く店舗電気代を削減
おすすめのシステム3選
びっくりドンキーは、医療器具メーカーが開発した新合成樹脂「トライタン」を使用したグラスを直営店全てに導入しています。
あまり聞きなじみのないトライタンですが、哺乳瓶などにも使われている安全性の高い素材。耐久性が高く、食器洗浄機に対応しているので、従業員の負担を減らせます。
経年劣化により使用が困難になったグラスに関しては、専門の業者に引き渡しているそうです。その後、トライタン性のグラスは新たな食器などにリサイクルされます。このような循環型生産の実現のおかげで、廃棄時に無駄が生じません。
エネルギー使用の低減を目指し、エコ検針やホールの室温管理、冷蔵・冷凍機器のメンテナンスを実施。エネルギー使用時の無駄を省いてきました。
エネルギー使用を合理化する働きかけのなかで、食品廃棄物を有効活用した再生可能エネルギーの創出にも積極的です。
ただ捨てるしかない生ゴミを、専用の処理機を使用して乾燥させて資材に。プラント設備に送られ、バイオガスとして取り出されます。
このほかに利用客からは廃食用油を回収し、これらを合わせて製造したバイオディーゼル燃料を事務所等で使用する電力に使っているそうです。
ハンバーグのパティを製造する福島工場では、2021年11月5日にエネルギーマネジメント規格である「ISO50001」を取得しました。
ISO50001は、エネルギーパフォーマンスの継続的改善を目的としており、環境負荷の低減やエネルギー需給問題の対策の効率化を図る国際規格です。
福島工場では、規格の認証を得るため、2020年度から、冷凍設備や除湿器の運転・運用改善などの省エネ活動を開始しました。その結果、2020年度のエネルギー使用量は8%ほど低減。これが評価され、規格認定に至りました。