イトーヨーカドーでは、エネルギー効率を上げると同時に、再生エネルギーも導入。レジ袋の削減はもちろん、簡易包装による食品トレーの削減やリサイクルにも積極的です。
配送においては各商品や地域に適したセンターに送り、ルートの見直しと効率化も目指しているのでCO2も削減。それぞれの事例をあげて紹介いたします。
セブン&アイグループは、2019年5月に、2030年、2050年の目標を定めた環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を公表。
持続可能な社会づくりに向けて、未来世代に豊かな地球をつなぐために、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。
グループ全体で環境マネジメントの有効性を高めるために、国際規格のISO14001認証をはじめとする認証取得を推進。その他、エコアクション21の取得、店舗運営に伴うCO2排出量の第三者審査を実施しています。
主な取り組みとしては、太陽・風・地熱などの自然エネルギーを利用した発電での省エネ活動。食品の簡易包装や、配送ルートの見直しによるCO2排出量の削減などを行っています。
店舗で使用する電力を削減するため、必要に応じて電源のオンオフを行ったり、新店舗出店の際には省エネ機器を導入したりしています。
具体的には、新店舗の照明をLEDにして、空調に地熱を利用。屋上には建物内に熱を伝えにくい塗料を塗布するなどの地道な活動により、CO2の排出量を減らすことに成功しています。
さらに!
本サイトでは、店舗の省エネ対策として、おすすめの空調制御システムを紹介しています。
店舗の省エネでお悩みの際は、ぜひ、ご参考にしてください。
空調制御システム導入で
賢く店舗電気代を削減
おすすめのシステム3選
既存の店舗への省エネ対策も様々。外壁に直接取り付ける文字看板の照明のLED化を推し進めたり、屋上に太陽光パネルを設置したり、風力発電で得た電力で駐車場を照らしたりしています。発電量は店内の液晶パネルにて確認。
空調設備においては、水よりも数倍高い「水和物スラリ」を採用した冷却量の多いシステムを導入しています。
イトーヨーカドーでは配送をスムーズにするため、納入された商品をエリアと温度で分けて管理する「トランスファーセンター」を設置。地方においては衣料品や住居用品、加工食品を管理する総合センター化も推進しています。
さらに、配送トラックに走行状況を記録する装置を取り付け、集めたデータを分析して燃費改善につなげています。
イトーヨーカドーでは、生鮮食品や総菜に使われているプラスチックを削減するため、精肉コーナーのブロック肉は袋で販売し、商品をばら売りにすることも。
食品トレーの素材にも目を向け、資源として回収された食品トレーを再利用しています。さらに、プラスチック容器から紙製容器への転換も推し進めています。